【登山道紹介】鉱山の歴史を巡る~蓮華鉱山道~
2019年9月24日
今回は、蓮華温泉から朝日岳へ向かう登山道の1つである「蓮華鉱山道」をご紹介します。
この登山道は中部山岳国立公園内に位置しており、古くから「蓮華鉱山」として様々な鉱物の採掘が行われてきました。
現在は採掘は行われていませんが、登山道の各所に名残が残っており、鉱山採掘の歴史を感じながら登山を楽しむことができます。
登山道としては、急な登りやはしご場などは少なく、比較的ゆるやかな道を景色を楽しみながら登ることができます。
↑蓮華鉱山道のルート
行き:蓮華温泉ロッジ→黒いザクの分岐 およそ4時間40分
帰り:黒いザクの分岐→蓮華温泉ロッジ およそ3時間50分
(兵馬の平~鉱山道への分岐標柱)
蓮華温泉ロッジを出発し、兵馬の平を進みます。蓮華鉱山道への標柱に従ってください。
(瀬戸川を渡るための仮橋)
しばらく歩くと、瀬戸川が右手に見えてきます。瀬戸川には写真のとおり仮橋がかかっていますので、一人ずつ注意して歩きましょう。
※瀬戸川の仮橋は6月上旬~10月下旬まで。設置日等については糸魚川市商工観光課までお問い合わせください。
(鉱山道の様子)
登山道は蓮華温泉ロッジさんから薙ぎ払いをしていただいており、非常に歩きやすく整備されています。
(途中の水場横断)
水場を横断する箇所が3か所あります。雨が降ると水量が増し、水の流れが速くなるので注意が必要です。
対岸の道には登山道を示すマーキングがあります。よく目印を確認して進むようにしてください。
鉱山の名残でしょうか。様々な場所に歴史を感じることができます。
(黒いザク周辺)
黒いザク周辺は勾配がきつくなります。天候によっては強風が吹くときもありますので、十分注意して歩いてください。
(道中の山々の様子)
道中の景色は圧巻です。晴れていれば小蓮華山等、周辺の山々を見渡すことができます。
鉱山の歴史を巡る登山道、ぜひ一度歩いてみてください。