装備

装備

雨具、防寒着、地図は必ず用意しましょう。

出発前に装備を揃えたり、古くなった装備を確認しましょう。
また、必要な装備は登る山のレベルや季節によっても変わります。初心者の方はもちろん、ステップアップして難関ルートで登山をしようという方などはもう一度装備を見直しましょう。

トレッキングシューズ

舗装された道以外の登山道では、足首を固定しソールが硬い、トレッキングシューズがおすすめです。
足首が固定されることで捻挫から足を守り、ソールが硬いことで疲れから足を守ります。

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雨具

セパレートタイプの登山用レインウェアをおすすめしています。
密着したレインウェアは雨風・小枝などから体を守り、すり傷や低体温症を防ぎます。
また、「登山用の」レインウェアを選ぶことで、汗による蒸れを防ぎ、体温の低下を抑えます。

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服装

風速1メートルで体感温度が1度下がるといわれています。
例えば標高2,000mクラスの山頂の場合、5月でも気温が6.7℃となり、風速6.1m/sの場合、体感温度は0度近くになります。
一方で、山頂までの道中は暑い寒いの繰り返しです。
登り始めや登り途中はシャツ一枚でも暑く感じますが、山頂や尾根に出ると上記のように、真冬のような寒さになります。 変化のある山の気候に対応するために、重ね着(レイヤード)が推奨されています。

肌着

速乾性と吸汗性が備わった肌着が登山向きです。肌の蒸れや体の冷えを抑えます。
季節に応じて厚さや素材を選ぶと、より快適に登山を楽しむことが出来ます。

紫外線対策(帽子・サングラス・日焼け止め)

紫外線は疲労の原因にもなっています。標高1,000m上がるごとに地上の約10%増加するといわれています。帽子はスポーツ用のつばが広いものがおすすめです。首まで保護してくれるものがあるとベストです。
サングラスは横幅の広いワイドレンズで横から入ってくる紫外線を防ぐことが出来ます。紫外線カットレンズが登山向きと言えます。
日焼け止めは液体や固形のスティックタイプのものがあります。休憩の度に塗り直すとより効果的です。

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ライト

日帰りの登山でも必ず持参してください。体調の悪化や何らかの理由で下山中に日が暮れてしまった場合、山には街灯がありませんので辺りは真っ暗となり、何も見えません。
そんな状態でヘッドライトがなければ身動き取れず、その場に立ち往生することとなり、危険から身を守ることが難しくなります。特に秋の登山では日没が早く、あっという間に真っ暗になりますので、夜に行動をする予定でなくても、必ず持っていきましょう。

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計画している登山ルートに川や湧き水がある場合は、携帯浄水器を持っていくことで持参する水の量を抑え、荷物を軽くすることが出来ますが、7~8月の夏場は水場が枯れることが多いため、必ず飲料水飲料水を持参しましょう。
また、高山病は標高2,000mでも発症する場合があり、予防としてこまめな水分補給が大切です。
そのほか、スズメバチなどに刺された際の応急処置としても役立ちます。夏場は多めに持参しましょう。
ペットボトルのミネラルウォーターを持参するときには、空いたペットボトルをゴミとして持ち帰りましょう。

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行動食

チョコレート、ナッツ類、あめ、羊羹、栄養ゼリー、ドライフルーツなど、高カロリーで荷物としてかさばらないものがおすすめです。
また、汗をたくさんかきますので、塩分とこまめな水分補給も心がけましょう。

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ゴミ袋

山では洗剤を使うことも食器を洗うこともしてはいけないため、調理をすると多くのゴミが出ます。
また、食べ残しなどの生ゴミが厄介で、防水・防臭を備えたゴミ袋を持参するとより安心です。
また、食材はなるべくジップロックなどにわけて持参すると、持ち帰るゴミの量を削減できます。

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お金

飲料水の購入や山小屋の宿泊費などの出費があるため、現金が必要です。また、トイレの利用にチップが必要です。小銭(100円玉)のご用意ください。
山小屋では支払いにカードを使用することは出来ません。

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地図

登山当日、道に迷わないように地図やコンパスで現在地を把握しながら歩きましょう。地図は事前に用意しておきます。
こちらで糸魚川登山マップがダウンロードできます。トイレやパーキング情報など詳細が表示されております。また、国土地理院の地理院地理ヤマレコなどのサイトからも地図を印刷できます。
MacユーザーはTRAIL NOTEなどの地図印刷アプリが利用できます。
印刷の際はレーザープリンターを使用するか、耐水紙を使用しましょう。

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携帯電話

はぐれた際の連絡手段としてや、GPS機能が万が一の場合に役に立ちます。(ライトはヘッドランプを別途持参しましょう。)
使わないときは電源を切っておくとバッテリーの消耗を防げます。
ストラップを付けて落下を防止したり、防水防塵機能のあるものを選んだり、耐衝撃ケースで保護をするとより安心です。
登山予定の山の周辺施設やツアーの場合はガイドの方や旅行会社の電話番号をあらかじめ登録しておきましょう。

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モバイルバッテリー

アウトドア向けの防水・大容量モバイルバッテリーがおすすめです。出発前や登山前の宿泊先で十分に充電しましょう。

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医薬品、健康保険証

頭痛薬、腹痛薬などの市販薬や、日ごろ服用されている処方薬などは必ず持参しましょう。
また、転倒による外傷や捻挫、万が一の怪我に備えて応急手当キットを持参しましょう。

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タオル

速乾のものや手ぬぐいなどでも良いでしょう。緊急時には包帯や三角巾の代わりとしても使えますので、いくつか荷物に入れておくと良いでしょう。

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音の出るもの(鈴・笛)

ツキノワグマ・サル・イノシシなどの野生動物が出没する場所も少なく有りません。音の出るものは必ず身に付けましょう。

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防水バッグ(衣類・カメラのレンズなど)

替えの衣類が濡れてしまうと、体温の低下につながります。
また、カメラは防水・防塵機能の付いたものが多いですが、替えのレンズやマウントから砂や水滴が入らないようにしたいものです。他にも濡れたら困るものがあれば、防水バッグは必須です。