登山者のみなさんへのお願い（遭難防止）

国内の山岳遭難は、毎年2,500件程度発生しており、令和元年度は2,531件を記録しています。（警視庁　令和元年における山岳遭難の概況より）

また、新潟県内では、令和元年度は65件、令和２年度は44件の山岳遭難がありました。

糸魚川には、初心者向けから上級者向けまで、起伏に富んだ様々な山々があり、多くの登山者の方からご好評をいただいています。

一方で、ロープに身を任せなくてはならない危険な箇所や、地形上迷いやすい道もあり、事故、遭難の危険性が高い山もあります。また、地域の方々や地元山岳会の方々がご厚意で整備されている登山道が大半であり、中には整備が行き届いていない登山道もあります。

登山者のみなさんには、以下の点にお気をつけいただき、登山を楽しんでいただきますよう、お願いいたします。

１．事前の計画

自身の経験、技術、体力に応じた無理のない登山計画を立て、事前に登山届を行き先地の警察署等へ提出しましょう。

２．天候確認

事前に気象状況を十分に確認し、途中で天候が荒れてきた場合には、無理をせずに引き返しましょう。

３．装備品

天候や気温の急変、シーズンに応じた装備を準備し、点検を十分にしたうえで登山をお楽しみください。

４．緊急時の連絡

携帯電話の通話可能な場所には限りがあります。状況に応じて衛星電話や無線機など、緊急時に連絡できるような準備をしてください。

５．登山アプリの活用

電波が届かない場所でも携帯電話のGPSを使用して、自分がどこを歩いているか確認できるアプリがあります。いざというときに備えて、事前にアプリのダウンロードをして、登山当日の活用をお勧めします。

■オフラインでも使用できる登山アプリ（一例）